【平成31年3月作成しました】
沢口遺跡は秩父鉄道武川駅の北西700mに位置しています。これまでに3回の調査が行われ、縄文時代中期後葉(今から約4300年前)の集落跡や近世の遺構が見つかっています。
今回の調査区は、平成26年度に行った第2次調査区の南側に隣接しています。第2次調査区から続く文時代の遺物包含層のほか、中世と考えられる建物跡や井戸跡のほか、溝跡、多数のピットが確認されています。
井戸跡が2基見つかっています。写真は、井戸跡の半分だけを掘削して、どのように埋まったのかを観察しています。
調査区の北側には、第2次調査から続く縄文時代中期後葉の遺物包含層が確認されました。遺物を残しながら、丁寧に掘り進めています。
遺物包含層中の土器・石器の出土状況です。多くの土器片に混じり、打製石斧や黒曜石の石鏃も発見されました。