栗橋関所番士屋敷跡は、栗橋関所に勤務した番士の住まいです。番士屋敷としての存続期間は、関所が置かれた とされる寛永(かんえい)元年(1624年)から明治2年(1869年)に廃止されるまでの約240年間に及びます。
番士の屋敷は4軒(近年まで子孫の方が暮らしており、屋敷の位置も確認されています)あり、そのうちの3件が今回の発掘調査の対象となりました。 いずれも高い盛り土の上に建物が建てられていましたが、調査では、この盛り土の下からも建物の跡が見つかりました。この地域は 利根川に面しており、何度も洪水の被害を受けました。番士屋敷も洪水のたびに盛り土を高くして建て直し、現在の姿になったと考えられます。
※8月25日(土)に遺跡見学会を開催しました。
旧足立家石垣と建物跡
旧足立家のカマド
1号土壙出土状況
井戸跡(木枠の内側をコンクリートで補強)