この公開セミナーは、東京・神奈川・埼玉三都県の普及連携事業の一環として平成20年度から開催されており、本年度で4回目となります。
今回は、三都県が位置する旧武蔵国と相模国の古墳時代に焦点をあて、特に、後期・終末期古墳の分析を通して、それぞれの地域性と交流を幅広い視野から探ろうとしたものです。
八角形墳や上円下方墳をなど、近年の発掘調査による新しい発見のほか、地域による石室の形状の違い、石材や埴輪の広域的な供給関係など、最新の考古学的成果をもとに、想像以上にダイナミックな交流の実態が紹介されました。
また、国立歴史民俗博物館の広瀬和雄さんには、「6・7世紀の多摩川流域-武蔵地域の政治センターの形成-」と題する特別講演もいただきました。
受付(小ホール入口) |
盛況な会場風景 |
発表(事例報告) |
ミニシンポジウム |