戸森前遺跡では、古墳時代前期(4世紀)の川の跡から、砧(きぬた)や又鍬(またぐわ) などが出土し、川の南側からはこの頃の竪穴(たてあな)住居跡が5軒発見されました。 この川は、一度大きな洪水で埋まり、再び同じ場所に川ができましたが、平安時代の末頃には完全に埋まってしまったようです。
皿沼西遺跡では、浅間山の火山灰で埋もれた平安時代末の畑の跡や、溝跡がたくさん見つかりました。また、火葬にされた骨を納めた平安時代の蔵骨器 (ぞうこつき)や紡錘車(ぼうすいしゃ)も発見されました。
戸森前:1号住居跡
戸森前:河川跡の流木出土状況
戸森前:河川跡出土木製品「鍬」
皿沼西:畑跡全景
皿沼西:溝跡から出土した土器
皿沼西:土師器の蔵骨器