堀込遺跡は、縄文時代と古墳時代の集落です。
縄文時代の住居跡は円形で中央にイロリがあります。第9号住居跡は、入口部が南側に張り出した変わった形をしています。 イロリは土器で3重に縁取りをしており、平面の形は卵形をしています。卵の尖った方は入口部を向いています。
古墳時代の住居跡は四角形で、北壁にカマドがあります。注目されるのは、一辺が8m(通常は3~4m)の極めて大きな 住居が2軒発見されたことです(第12号住)。それに伴うように掘立柱建物も2棟見つかりました。どうやら有力者のムラのようです。
遺跡全景
縄文時代の住居跡(第9号住)
土器で囲われた炉跡(第9号住)
古墳時代の住居跡の調査(第12号住)
土器の中から臼玉が出土
遺跡見学会を、下記の要領で開催しました。
日時 | 平成17年11月26日(土) |
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主催 | 財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 埼玉県立埋蔵文化財センター |
共催 |
寄居町教育委員会 |
当日は、秋晴れの中午前・午後で計202名の参加者がありました。
遺構の説明はもちろん、火おこし・ドングリつぶし・昔の編み物などの体験コーナーにもたくさんの人が集まりました。
あいさつ
古墳時代の住居跡
縄文時代の住居跡
古墳時代の大型住居跡
土器の出土した土壙(縄文時代)
遺跡全景
体験(どんぐりつぶし) 体験(昔の編み物)