「ほるたま展」は、主にデパートなどの集客施設を会場とした展示会です。本年度は秩父矢尾百貨店、そごう大宮店、熊谷 八木橋百貨店、県立さきたま史跡の博物館で開催します。
今回は、当事業団の設立35周年を記念して「発掘!古(いにしえ)の名品展 ~眠りから覚めた地中の語り部たち~」と題する展示会としました。埼玉県内で発掘された様々な遺物の中から、各時代選りすぐりの資料をご紹介します。
幕開けの矢尾百貨店は、今年で4回目の開催となります。昨年から行っている地元コーナー「古代秩父人の足跡」は小鹿野町教育委員会にご協力をいただき、合角(かっかく)ダム水没地域の4遺跡をご紹介しました。また、好評の勾玉づくりは、昨年の反省から整理券を用いた時間制としたため混乱もなく、例年同様に大盛況でした。
大宮会場は、昨年までのDOMショッピングセンターに代わり、そごう大宮店で初めての開催となりました。通路部分のため大きな資料は展示できませんでしたが、小規模ながら「勾玉づくり体験」も行いました。初めての会場で3日間という短い会期でしたが、予想以上にたくさんの方にご覧いただきました。
八木橋会場は、本展示会で最も歴史が長く、カトレアホール前通路部分での展示も4回目となりました。ホール内イベントが「大黄金展」だったこともあり、子供の姿は少なかったものの、その分じっくりとご覧になる方も多く、昨年を上回る見学者数となりました。
巡回展の締めくくりはさきたま史跡の博物館です。本年度より展示期間が約2ヶ月間と長くなり、よりたくさんの方に見ていただくことができました。