【以下、令和2年3月更新】 ————————————————————————————————————
上新郷遺跡(第1次)の発掘調査は、令和2年3月に終了しました。
江戸時代後期の面は、湧水に悩まされながらの調査になりましたが、土中の水分のおかげで、漆器などの木製品が良好な状態で保存されていました。井戸や溝跡からは、桶や樽、建物の部材などが発見されました。
第12号溝跡は、旧街道にほぼ直交して、東から西に伸びています。現在の建物の軸線とも凡そ一致するので、現在の地割が江戸時代後期からの地割が反映されているかもしれません。
写真3:第12号溝跡出土遺物近影
たくさんの木製品に混じって、江戸時代後期の陶磁器や漆器、素焼きの土器(かわらけ)も発見されています。
【以下、令和2年1月更新】 ————————————————————————————————————
写真1
写真2
大小の穴を掘り進めると、陶磁器だけではなく、大きな甕(写真1)や家紋の入った鬼瓦(写真2)などが発見されました。
写真3:第二面発掘調査風景(北から撮影)
年が明けてからは、江戸時代後期にあたる第二面の調査をはじめました。
【令和元年11月作成しました】 ————————————————————————————————————
上新郷遺跡は、日光脇往還「館林道」が利根川と交差するところに設けられた「川俣関所」の南側にある遺跡です。10月に表土掘削を終え、現在は江戸時代の遺構を確認する作業をしています。
重機を使って表土を掘り下げています。
江戸時代の遺構を確認しています。