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内郷遺跡(12次調査) (行田市)

この遺跡について

読み方うちごういせき

場所行田市渡柳636-4番地他(問い合わせ:048-559-5546)

調査期間平成22年10月1日~平成23年1月31日

主な時代奈良時代、中世、近世

遺跡の概要

内郷遺跡は、埼玉古墳群の南約1㎞にあり、今回の調査は県道148号線の拡幅工事に伴うものです。
現在までの調査で、奈良時代の竪穴住居跡2軒と中世から近世の溝跡や井戸跡などが見つかりました。
溝跡や井戸跡からは、板碑と呼ばれる石で造られた供養塔が出土ており、このうち一つの井戸跡には 6枚もの板碑が捨てられていました。板碑には年号の読めるものがあり、いつ頃造られたかが分かります。 今回の調査で出土した板碑は、文永七年(1270)から文和四年(1355)までのもので、鎌倉時代から南北朝 時代のものです。これらの板碑は、江戸時代ごろに捨てられたものと考えられます。

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更新日:2012.8.20

内郷遺跡:2区調査区全景 

2区調査区全景

内郷遺跡:6枚の板碑が出土した井戸跡 

6枚の板碑が出土した井戸跡

内郷遺跡:3区調査区全景 

3区調査区全景

内郷遺跡:3区の溝跡から出土した板碑 

3区の溝跡から出土した板碑