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皂樹原・檜下遺跡 (神川町)
この遺跡について
読み方さいかちはら・ひのきしたいせき
場所児玉郡神川町大字元阿保字皂樹原1295-1他(皂樹原遺跡)児玉郡上里町大字大御堂字阿保境593-31他(檜下遺跡)(問い合わせ:0495-33-2084)
調査期間平成21年1月5日~平成21年12月28日
主な時代古墳時代、平安時代、中世
遺跡の概要
皂樹原・檜下遺跡は、埼玉県北部の児玉郡神川町と上里町にまたがっており、神川町側が皂樹原遺跡、上里町側が檜下遺跡になります。
発掘調査は以前にも行われ、奈良・平安時代の竪穴住居跡や掘立柱建物跡、「阿保境館跡(あぼざかいやかたあと)」 と呼ばれる中世(13~15世紀)の館跡などが見つかっています。
今回の調査は、以前に調査された地区の南側にあたり、奈良・平安時代の竪穴住居跡と掘立柱建物跡(ほったてばしらたてもの あと)、中世の溝跡・掘立柱建物跡・土壙(どこう)などが発見されています。特に、調査区を南北に貫く大きな 溝跡は「阿保境館跡」で発見された溝跡につながるもので、館跡の規模などを知る上での貴重な発見です。なお、溝の一部は掘り残されており、 出入口にしていたとも考えられますが、門などの施設は見つかりませんでした。
更新日:2012.8.20
※平成21年11月28日(土)に遺跡見学会を開催しました。
重なり合った竪穴住居跡
竪穴住居跡の調査
中世の土壙から土器が出土
「阿保境館跡」につながる溝跡