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中井遺跡 (上尾市)

この遺跡について

読み方なかいいせき

場所上尾市大字領家字中1039他

調査期間平成24年4月9日~平成25年3月29日

主な時代縄文時代、古墳時代、奈良時代

遺跡の概要

中井遺跡は、荒川の支流である江川左岸の台地上にあります。 発掘調査は国道17号(上尾道路)の建設に伴うもので、縄文時代中期の集落を主体に、古墳時代後期や奈良時代の住居跡 などが発見されています。
縄文時代中期は、調査区の中央から南側で弧状に並ぶ約50軒の住居跡が見つかり、大規模な環状(かんじょう)集落と考えられます。また、その北側の集落の内側では土壙(どこう)群が確認されており、深鉢形土器がまとまって納められているものや、縄文土器の破片を敷き詰めたものなどがあります。
また、古墳時代後期の住居跡の貯蔵穴(ちょぞうけつ)からは 土師器(はじき)の坏(つき)が出土しています。

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更新日:2012.11.29

※12月1日に遺跡見学会を開催しました

縄文時代中期の住居跡

縄文時代中期の住居跡

炉に設置された土器(炉体土器)

炉に設置された土器(炉体土器)

中井遺跡:縄文時代中期の土壙

縄文時代中期の土壙

中井遺跡:土壙から出土した深鉢形土器

土壙から出土した深鉢形土器

土器を敷き詰めた土壙

土器を敷き詰めた土壙

縄文時代後期の垂飾

土製の垂飾(すいしょく)(縄文時代後期)

中井遺跡:古墳時代後期の住居跡(左奥が貯蔵穴)

古墳時代後期の住居跡(左奥が貯蔵穴)

中井遺跡:貯蔵穴と土師器の坏

貯蔵穴と土師器(はじき)の坏(つき)