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小林八束1遺跡 (久喜市)
この遺跡について
読み方おばやしはっそくいちいせき
場所久喜市菖蒲町小林字八束4746-1他
調査期間平成24年4月9日~平成25年3月29日
主な時代縄文時代、古墳時代
遺跡の概要
小林八束1遺跡は、久喜市菖蒲総合支所(旧菖蒲町役場)の南に位置します。現在、周辺には水田が広がっていますが、遺跡はこの水田下の埋没したローム台地上に営まれていました。
調査の結果、縄文時代早期末から前期初頭の遺構のほか、後期中葉から晩期中葉にかけての盛土遺構(もりどいこう)、古墳時代前期の集落跡などが見つかっています。
中でも盛土遺構は、高さ約1mの盛土が約25mの幅で調査区を横断しています。盛土は、3~4面の生活面(生活の痕跡が確認できる土層)から構成され、300基以上の土壙(どこう)のほか数軒の住居跡も見つかっています。遺構からは、多くの土器や石器とともに、土偶(どぐう)や耳飾りなどの土製品、小さい玉や独鈷石(どっこいし)などの石製品が出土しています。
更新日:2012.12.10
※平成25年1月19日(土)に遺跡見学会を開催しました
盛土遺構第一面:全景
盛土遺構第一面:土壙と出土した遺物
盛土遺構第二面:第257号土壙
盛土遺構第二面: 独鈷石
盛土第二面:埋甕(うめがめ)
盛土第三面:土製耳飾り