WORK IN PROGRESSただいま発掘中!

栗橋宿跡第7地点 (久喜市)

この遺跡について

読み方くりはししゅくあとだいななちてん

場所久喜市栗橋中央二丁目3521-2他

調査期間平成26年7月1日~平成27年3月31日

主な時代近世~近代

遺跡の概要

【平成27年3月更新しました】

栗橋宿跡第7地点は宿場の南寄りにあり、建物跡の基礎が発見されました。

New

更新日:2015.3.1

第一面の調査は、12月末で終了しました。下層の第二面では、近世の陶磁器や木製品を大量に捨てた土壙、大小の埋桶、東西に延びる溝跡などが見つかりました。

栗橋第7地点1503_1

和傘出土状況
今日では洋傘の普及で使われなくなった和傘が土壙から良好な状態で出土しました。

栗橋第7地点1503_2

調査区全景(第二面)
調査区の北側(写真手前側)は、遺構の密度が極端に薄く、明治時代の「迅速測図」に記されている沼状の地形に関係しているものと推測されます。

更新日:2015.1.1

栗橋宿第7地点は宿場の南寄りにあり、1区画内に建物跡が3棟並んで発見されました。
※1月17日(土)に遺跡見学会を開催しました

建物跡
建物跡3棟が軒を接するように発見されました。建物跡の両側には隣の町家との地境として杭列や河原石列がみられました。建物跡と左の杭列との間は、右側の河原石列と比べて広くなっています。

地境敷設

地境敷設
これまで、地境の敷設としては杭列が多く発見されていました。今回、新たに河原石列が発見され、石の下に沈下を防ぐための木材が設置されていました。

更新日:2014.10.31

建物跡
建物の土台の基礎が、石材と木材の両方を用いて造られています。石材には「○」・「キ?」・「|」と墨書されたものがあります。また、建物跡の右側の板材や河原石は隣地の町家との地境です。

ごみ捨て場として使用された竹囲遺構
建物跡から離れたところにあります。方形の穴の四辺に竹を横に桟(さん)状に積み重ねて囲い、杭で支えてある施設です。