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高木氷川遺跡 (さいたま市)

この遺跡について

読み方たかぎひかわいせき

場所さいたま市西区大字高木948-1

調査期間平成27年4月1日~平成27年6月30日

主な時代縄文時代

遺跡の概要

【平成27年7月更新しました】

高木氷川遺跡はJR川越線西大宮駅から北西に約1.2km、大木戸遺跡からは北西に約800m離れた場所に立地します。現在、縄文時代中期(約4,300年前)の竪穴住居跡が4軒、縄文時代から近世にかけての土壙が約30基検出されています。竪穴住居跡からは、土器囲い炉や石鏃、そして多くの縄文土器が出土しています。

※6月6日(土)に遺跡見学会を開催しました。

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更新日:2015.7.1

調査は6月で終了しました。
調査の結果、縄文時代中期の竪穴住居跡4軒、土壙3基、近世の土壙41基が発見されました。竪穴住居跡からは多数の土器片をはじめ、石皿や石鏃が出土しました。そのうち2軒の竪穴住居跡では、炉跡が見つかりました。

H27-7takagihikawa1

第1号住居跡に設けられた土器囲い炉です。火をおこして明かりや暖をとったり、土器を置いて調理をしたりしました。

H27-7takagihikawa2

調査区の全景です。遺構が密に分布していることがわかります。

更新日:2015.6.3

H27高木氷川1

ジョレンを使って地面を慎重に削り、遺構の正確な形を確認しています。
黄色い土が関東ローム、黒い土の部分が縄文時代の竪穴住居跡です。

H27高木氷川2

竪穴住居跡を調査しています。黒い土を掘り下げると縄文土器の破片が出土します。
堆積した順序を観察するため、土を十字のベルト状に掘り残しています。