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東光寺裏遺跡 (深谷市)

この遺跡について

読み方とうこうじうらいせき

場所深谷市後榛沢字北西79

調査期間平成27年7月1日~平成27年9月30日

主な時代古墳時代、奈良・平安時代、近世

遺跡の概要東光寺裏遺跡は、JR高崎線岡部駅の西約3kmに位置しています。昭和50年には、上越新幹線の建設に伴い第1次調査が実施されています。その時には縄文時代前期の竪穴住居跡をはじめ、古墳時代、奈良・平安時代、近世の遺構や遺物が発見されています。
今回の調査は県道花園本庄線の建設に伴うもので、7月1日から開始しました。現在は重機を使って表土の掘り下げを行っています。

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更新日:2015.10.1

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発掘調査をはじめる前の状況です

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重機を使って表土を掘り下げています。黄色い土が遺構を確認する面となる関東ローム層です。

帯状の黒い部分は、溝跡と思われます。これから詳しく調査を進めていきます。

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更新日:2015.10.1

調査はまもなく終了します。これまでに溝跡、火葬跡、竪穴住居跡などが検出されました。

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幅10mの大きな窪みから、浅間山が江戸時代に噴火したとき降った火山灰が検出されました。さらに掘り進めたところ、2条の溝跡となることがわかりました。2条の溝の底部から近世の陶磁器が出土しました。

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火葬跡です。溝跡のすぐ隣に作られており、焼土や骨片が検出されました。

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竪穴住居跡を調査しているところです。北側(写真左側)にカマドがあります。平安時代の土師器の坏が出土しました。