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栗橋宿跡第8地点(第1次) (久喜市)

この遺跡について

読み方くりはししゅくあとだいはちちてん

場所久喜市栗橋中央二丁目3517-4他

調査期間平成28年4月1日~平成29年3月31日

主な時代近世

遺跡の概要栗橋宿はJR宇都宮線栗橋駅の東約1㎞に位置しており、かつての日光道中(街道)で江戸から7番目の宿場にあたります。利根川の堤防強化工事に伴い、平成24年度から発掘調査を行っています。第8地点は本年度4月から開始され、現在表土の除去作業中です。

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更新日:2017.3.1

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発掘調査前。奥に利根川右岸の土手が見え、土手の上には国道4号線が走っています。

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バックホーという機械で表土を除去しています。

更新日:2016.7.1

栗橋宿跡第8地点は日光道中(街道)の町並みの裏手にあたります。不要になった生活用品を捨てた穴がたくさん発見されました。
地境の溝や堀跡、建物跡も見つかっているので、今後の調査で宿場の様子がより明らかになると思われます。

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近世の遺構確認面をジョレンで削り、遺構を探しています。

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江戸時代の人たちが掘った穴を調査しています。

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穴の中からは陶器などが大量に見つかりました。

更新日:2016.9.1

引き続き近世の調査を行っています。陶器などが大量に廃棄された土壙が多く発見されています。
他には建物跡や埋桶、木桶なども見つかっています

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中央部から検出された木桶です。左側の先端には集水用の枡がついていることがわかります。

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土壙からは文字の書かれた木札が見つかっています。

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遺構に詰まっている土を観察し、その様子を図面に記録しています。

更新日:2016.11.1

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調査区の全景写真です。町屋の区割りが調査区を横断しています。

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町屋の区切りです。板材や土留めの木杭がみられます。

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町屋の区切りです。多くの木杭が見つかっています。

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方形に掘られた溝は、建物の基礎と考えられます。溝の中には木杭が打ち込まれていました。

更新日:2017.2.1

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重機で第二面の表土掘削を行っています。

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表土掘削の後は、人手で丁寧に遺構の確認を行います。

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更新日:2017.3.1

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大型の廃棄土壙が2基並んで確認された様子です。
宿場の東側には不明品を廃棄した穴が見つかりました。

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柄鏡を入れる漆塗りの箱が出土しました。