公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
平成14年度の発掘調査では、縄文時代後期のはじめ(今から約4000年前)の「柄鏡形敷石住居址」が発見されました。円形の竪穴に出入りのための細長い張り出しがついていて、敷居にあたる部分に埋甕と呼ばれる土器が埋められています。床の上には70kg以上もある板石が敷かれていました。これは「紅れん石片岩」と呼ばれる岩石で、現在小川町や嵐山町、寄居町などに産地があることが知られています。
縄文時代後期の敷石住居
3号住居跡出土埋甕