菖蒲町役場の南西300m程にある小林調節池のほとりで見つかった縄文時代と古墳時代の遺跡です。
元荒川によって開析された埋没ローム台地上につくられ、現地表下1.2m、標高約10m付近で遺構が確認できました。
僅か500㎡という狭い範囲ながら、縄文時代後期および古墳時代前期の竪穴住居跡や方形周溝墓、炭焼き窯などたくさんの遺構が発見されました。
遺跡見学会を、下記の要領で開催しました。
日時 | 平成20年3月18日(火)~19日(水) |
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内容 | 小林八束1遺跡は、菖蒲町役場の南西につくられた小林調節池のほとりで見つかりました。 わずか500㎡という狭い範囲から、今から1,700年前にあたる古墳時代前期の方形周溝墓(周囲に溝をもつ墳墓)が3基発見されました。 縄文時代や古墳時代の住居跡も見つかっており、土器や石器などがたくさん出土しました。 これらの成果を、できるだけ多くの方に知っていただきたく、下記の要領で発掘現場の公開を行うことになりました。 事前の申込み等は必要ありませんので、お時間のあるときに気軽にお立ち寄りください。 |
主催 | 財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 菖蒲町教育委員会 埼玉県教育委員会 |
今回は、一定の期間現場を公開し随時説明を行うフリー参観スタイルの見学会としたところ、 写真の土偶が新聞で報道されたこともあり、2日間で272名の方が遺跡を訪れ、熱心に見学されました。
調節池右上の黒い四角が調査区
方形周溝墓の発掘風景
古墳時代の竪穴住居跡
手のひらサイズの土偶
発掘作業を続けながらの見学会
子供達も熱心に見学します
出土した土器などを展示しました
特にちいさな土偶は人気者