大宮台地西部に位置する縄文時代と近世の遺跡です。
江戸時代にこの地を治めていた牧野氏の本陣として知られる牧野本陣跡 の西半分が調査区にかかり、大小の建物跡や区画溝などが見つかりました。これまでに16世紀後半から17世紀の食器類が出土しています。
また、縄文時代の遺構も現在調査中で、少しずつ遺跡の様子が分かってきました。
A区作業風景
溝跡の調査(土の柱の上には遺物が残してあります)
遺跡見学会を、下記の要領で開催しました。
日時 | 平成20年3月13日(木)~19日(水) |
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内容 | 桶川市川田谷の大平遺跡では、圏央道建設に先立ち、財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団が昨年春から発掘調査を行って います。秋には見学会を開催して、その成果の一部を公表しましたが、その後の調査で、新たに縄文時代中期の住居跡や江戸時代のお墓などが発見され、 牧野氏の家紋のついた漆椀の破片など、興味深い遺物も出土しました。 そこで、これらの成果を再び地域の方々にお知らせするため、下記の要領で発掘現場の公開を行うことになりました。 事前の申込みは必要ありません。時間内ならいつでもご案内いたしますので、お一人様でもお気軽にお立ち寄り下さい。 |
主催 | 財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団 埼玉県教育委員会 |
共催 | 桶川市教育委員会 |
今回は、一定の期間現場を公開し随時説明を行うフリー参観スタイルの見学会としたところ、 5日間で209名の方が遺跡を訪れ、熱心に見学されました。
幸い天気にもめぐまれました
お一人でもていねいにご案内します
バスでいらっしゃる団体も
簡単な展示室も用意しました