前領家遺跡は、上尾バイパスの建設に伴って調査の行われている遺跡で、桶川市西部に位置しています。
発掘調査の結果、縄文時代・古墳時代・平安時代の竪穴住居跡や、中近世の掘立柱(ほったてばしら)建物跡 などが発見されました。
平安時代の竪穴住居跡からは、当時の役人が身に付けた腰帯の金具「刺金(さすが)」や、灰釉 (かいゆう)陶器・緑釉(りょくゆう)陶器といった当時としては高級な陶磁器類など、貴重な遺物が発見されました。
また、縄文時代後期(約4,000年前)の住居跡は、円形の居住スペースに細長い出入口部を付けたもので、柄鏡形住居跡と呼ばれています。
平安時代の竪穴住居跡(第4号住居跡)
第15号住居跡から出土した刺金(さすが)
第17号住居跡から出土した緑釉陶器
縄文時代後期の柄鏡形住居跡
※平成21年2月22日(日)に★遺跡見学会を開催しました。
456名の参加者で賑わいました
平安時代の住居跡の説明
縄文時代の住居跡の説明
圏央道関係の出土遺物も展示しました