諏訪北2遺跡は、高崎線桶川駅から西へ約3.5kmの台地上に位置しています。
調査は首都圏中央連絡自動車道桶川ジャンクションの建設に先立つもので、今回はおよそ1万㎡を対象として行っています。 確認の結果、縄文時代後期(約4000年前)の住居跡や、中世の末ころ(約400年前)に掘削され、近世後半(約200年前)に埋没 した深さ3mにもおよぶ深い堀などが発見できました。この堀は、複数が組み合わさり、いくつかの方形街区を形づくっています。 各街区では掘立柱建物跡や墓跡など中世から近世の遺構が残っており、埋まり土から板碑(いたび)や陶磁器などが見つかっています。
※平成21年12月12日(土)に遺跡見学会を開催しました。
※ 遺跡名の数字は、本来はローマ数字ですが、正確に表示されない機種があるためアラビア数字を用いています。
発掘調査風景
深さ3mの堀跡の調査
掘立柱建物跡(白線は柱穴をつないだもの)