大平遺跡は、JR高崎線桶川駅から西へ約4㎞、桶川市西部の川田谷に位置しています。 これまでの調査により、石戸(いしど)領を治めた旗本牧野氏の陣屋の一部と思われる近世の 建物跡や井戸跡・溝跡などが数多く発見されました。
今回の第4次調査では、縄文時代中期(約4,500年前)の竪穴住居跡1軒と近世の溝跡、土壙などが見つかっています。
竪穴住居跡は4本の柱穴をもつ楕円形のもので、東関東系の阿玉台式土器が出土しています。
竪穴住居跡の調査風景
縄文時代中期の竪穴住居跡
竪穴住居跡から出土した縄文土器