【平成26年2月作成しました。】
赤砂利遺跡は、大宮台地(慈恩寺支台)縁辺部の台地上に立地し、これまで9次にわたる発掘調査が行われています。遺跡の東側には、縄文時代晩期の石冠が出土したことで知られる清左衛門遺跡など、数多くの縄文時代の遺跡が存在しています。
発掘調査は、隼人堀川の河川改修工事に伴って平成22年から実施しており、これまでに古代から近世をはじめ縄文時代中期、後期の集落跡や遺構、遺物が発見されています。
12月2日より開始した今回の調査地点は、遺跡の最も西側にあたります。調査範囲の大部分が谷地形にあたり縄文時代早期から後期にかけての遺物包含層が形成されていました。また、近世から近代にかけての溝跡や縄文時代の土壙などが見つかっています。