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沢口遺跡 (深谷市)

読み方
さわぐちいせき
場所
深谷市上原431-2他
調査期間
平成26年5月1日~平成26年6月30日
主な時代
縄文時代

【平成26年10月更新しました】 (発掘調査は6月で完了しました)

 沢口遺跡は、秩父鉄道武川駅の北東約600mにあります。周辺には大林Ⅰ遺跡など縄文時代の遺跡が多く分布しています。沢口遺跡の第1次調査では、縄文時代中期の集落跡が見つかり、縄文時代草創期、前期の土器が出土しました。
 今回の第2次調査では、埋甕炉を伴う住居跡1軒、土壙15基、集石土壙1基、溝跡1条やピットなどが確認されました。調査の結果、環状集落を形成し、南側に更に広がることもわかってきました。

 集石土壙
 焼けた石などがまとまって検出され、蒸し焼き調理の痕跡と思われます。

 第1号住居跡
 住居跡は削平され、大きさは不明でしたが、床面から土器を炉内に据えた埋甕炉(まいようろ)が検出されました。炉の周囲は真っ赤に焼けていました。

 

【以下、平成26年10月更新】 ————————————————————————————————————

Sawaguti 10_1 遺物包含層の調査
縄文時代中期の遺物包含層が2箇所発見され、数多くの土器片が出土しました。

Sawaguti 10_2 遺跡全景