【平成27年7月更新しました】 平成26年度の調査はこちら
栗橋宿本陣跡は、JR宇都宮線栗橋駅から東に約1㎞に位置しています。栗橋宿は、かつての日光道中(街道)では江戸から7番目の宿場にあたります。調査は利根川の堤防強化工事に伴って平成25年度から行っており、今年度で第4次調査になります。
平成26年度までの調査では、栗橋宿の本陣役を勤めた旧池田家跡と町屋部分を調査しました。現在は、町屋部分の調査を行っています。近世末から明治時代にかけての建物跡やゴミ穴が発見されています。
栗橋宿本陣跡第4次調査区の全景写真です。第二面目の近世後半の遺構を調査しています。
建物の基礎の部分です。直径15㎝程の杭を数本束ねて打ち込み、その上に建物を建てていたと考えられます。軟弱地盤に建物を建てる際に用いられた工法の一つです。
【以下、平成27年7月更新】 -----------------------------------
現在は18世紀代となる町屋部分第二面の調査を行っており、ゴミ穴として使用したと考えられる土壙が多数発見されています。
ゴミ穴と考えられる土壙から、木材や陶磁器類・漆椀などが出土しました。