【平成29年3月更新しました】
樋ノ口遺跡は東武伊勢崎線加須駅から北に約8㎞の地点、利根川右岸に形成された埋没ローム台地と自然堤防上に立地しています。利根川の堤防強化工事に先立つ発掘調査で、昨年度は、奈良・平安時代と中・近世の集落跡を調査し、竪穴住居跡、土壙、井戸跡、畝跡など様々な遺構が発見されました。今年度は縄文時代の集落跡の調査を行っています。
縄文時代の遺構確認面を丁寧にジョレン掛けして、竪穴住居跡などの遺構を探しています。
【以下、平成28年7月更新】 ————————————————————————————————————
縄文時代の遺物包含層の調査を行っています。縄文時代後期から晩期の土器や石器などが発見されています。
遺物包含層を移植ゴテで慎重に掘り下げています。 発見された土器や石器は、出土位置の記録をとります。
【以下、平成28年9月更新】 ————————————————————————————————————
縄文時代の遺物包含層を引き続き調査しています。
縄文時代晩期(約3500~2500年前)の包含層から開始した調査ですが、現在は縄文時代前期(約7000年前)の包含層まで掘り進んでおり、土器や石器が発見されています。
遺物包含層の堆積状況(土層)を観察し、図面に記録する作業を行っています。
【以下、平成28年11月更新】 ————————————————————————————————————
遺物が出土した状態を図面に記録しています。記録している土器は、縄文時代前期初頭(約7000年前)の花積下層式(はなづみかそうしき)という土器です。
【以下、平成29年2月更新】 ————————————————————————————————————
調査区の全景です。中央が平坦な台地で、写真の上と下が谷に向かう傾斜面になっています。
【以下、平成29年3月更新】 ————————————————————————————————————
谷へ続く斜面から見つかった、遺物包含層の調査を行っています。