平右衛門遺跡は、鴻巣市役所から西に約3kmに位置します。令和元年度から国道17号(上尾道路)建設事業に伴う発掘調査を実施しています。これまでの調査の結果、古墳時代後期から近世にかけての長い期間にわたって営まれていたムラの跡であることがわかりました。第3次調査では、古代から近世にかけての遺構を調査しています。
【令和4年3月更新】
第3回遺跡見学会で紹介したE区の調査が終了し、全景を撮影しました。
現在調査中のC区では、古墳時代から平安時代にかけての住居跡が6軒見つかっています。
【令和3年12月更新】
令和3年12月19日(日)に遺跡見学会を行いました。当日は、103名の方が見学に訪れました。
調査区の端から、大きな方形の竪穴状遺構が検出されました。埋土からは、中世の陶器が出土しました。
【令和3年10月更新】
住居跡を発掘している様子です。中央に土の帯を残し、住居跡が埋没した過程を観察しながら土層の記録をとります。
第6号住居跡を床面まで掘りあげたところです。住居跡の中から見つかった遺物は、位置と高さを記録するために発見された場所に残してあります。
【令和3年9月更新】
第12地点の発掘調査が終了し、第13地点に着手しました。
第12地点では、古代から中・近世の住居跡、土壙、井戸跡、溝跡が見つかりました。
住居跡の調査中です。黄色い糸で区画したベルトは、住居跡がどのように埋まったのか観察するために残して掘ります。記録を取った後には、もちろん掘りあげます。
見つかった土器がどのように出土したのか図面に記録しています。
四角い形をした住居跡です。縁に沿って、幅の狭い溝がめぐっています。右上の壁際にはカマドが造られています。
火が焚かれたカマドの中央は、赤く焼けています。
12地点に続いて、13地点の調査も始まりました。
13地点では、大溝跡のほかに、古代の住居跡や中・近世の土壙・井戸跡が見つかりました。
湧き出る地下水をくみ上げながら、大溝跡を掘り下げていきます。
【令和3年6月更新】
発掘調査では、奈良時代から平安時代にかけての竪穴住居跡や溝跡、また、中世の井戸跡や大溝などが検出されており、連綿と人々の暮らしが営まれてきたことがわかります。
調査区遠景(東側から撮影)
平安時代の竪穴住居跡
【令和3年5月更新】
表土の下から検出された遺構を確認し、古いほうから順番に発掘調査を進めていきます。
発掘作業風景