三竹遺跡は入間川と荒川の合流点近くの自然堤防上に位置します。
埼玉県埋蔵文化財調査事業団が2010年に調査した第1・2次調査では、古墳や奈良時代以降の掘立柱建物跡、近世の溝跡などが発見されました。
【令和5年3月更新】———————————————————————————–
調査区全景(空中写真)
第3次調査は終了しました。
古墳時代の古墳や溝跡、中近世の土壙・井戸跡・溝跡などが発見されました。
【令和5年2月更新】———————————————————————————–
古墳跡調査風景
発見された古墳跡は円墳8基で、時期は5世紀中頃から6世紀初頭と考えられます。
遺物出土状況(古墳跡)
古墳跡の周溝から埴輪(はにわ)や土器が出土しました。
古墳跡出土遺物(土器)
須恵器(すえき)の甕(かめ)や、土師器(はじき)の坏(つき)などの土器が出土しました。
【令和5年1月更新】———————————————————————————–
遺物出土状況(溝跡)
溝跡から板碑(板石塔婆)が出土しました。
正中二年(1325)の紀年銘が刻まれています。
【令和4年12月更新】———————————————————————————–
遺構確認作業
ジョレンという道具で土の表面を少しずつ削りながら、古墳跡や建物跡など遺構の有無を確認しています。
黒い土の範囲が遺構(溝跡)です。
遺構掘削作業
溝跡を掘り下げて調査しています。