【平成29年7月更新しました】
昨年度に引き続き、ラグビーワールドカップ2019の会場整備に伴い、熊谷スポーツ文化公園内で発掘調査を行っています。古墳時代後期・平安時代の集落跡や、平安時代の円形区画墓・道路跡などが見つかりました。
円形区画墓というお墓です。中央に長方形の埋葬施設が見つかりました。
このような墓跡は埼玉県内では類例がほとんどなく、貴重な資料です。
お供えしたと考えられる土器が埋葬施設からたくさん見つかりました。
道路跡が見つかりました。2本の側溝(矢印)が並行して掘られているのがわかります。
【以下、平成29年7月更新】 ————————————————————————————————————
昨年度から続いたラグビーワールドカップ2019の会場整備に伴う北島遺跡の調査は、6月に終了しました。終了した調査区はそれぞれスタンド、階段、照明灯として整備されます。
調査の結果、古墳時代から奈良・平安時代の竪穴住居跡、掘立柱建物跡、土壙、井戸跡、畠跡、溝跡などの遺構が検出されました。
平成28・29年度に調査した全体の空中写真です。青い線で囲まれた部分が調査区です。
平成28・29年度に調査した大階段部分の全景写真です。新メインスタンドから続いて、多くの竪穴住居跡や掘立柱建物跡が見つかりました。
平成28・29年度に調査した南サイドスタンド部分の全景写真です。大階段部分に接する東側から竪穴住居跡や掘立柱建物跡が検出されました。調査区の西側には道路状遺構や円形区画墓が見つかりました。
平成28・29年度に調査した北サイドスタンド部分の全景写真です。溝跡や畠跡などが見つかりました。
平成29年度に調査した照明灯部分の全景写真です。南サイドスタンドの西側に接しています。溝跡や畠跡が見つかりました。