EXCAVATION RESULTS発掘成果

【298集】古宮/中条条里/上河原

古宮/中条条里/上河原

市町村熊谷市

主な時代弥生~中世

発行年度2005

古宮遺跡は、縄文時代晩期、弥生時代中期、古墳時代前・中期、奈良・平安時代にわたる複合遺跡。縄文時代晩期は安行3b~3d式の土器集中地点を検出。弥生時代中期は竪穴住居跡4軒、掘立柱建物跡1棟、土壙17基を検出し、住居からヒスイ製勾玉、管玉等がまとまって出土。時期的には小敷田式段階に相当し、北陸系、中部高地系、南東北系などの他地域の土器も伴出。古墳時代前期は竪穴住居跡13軒、掘立柱建物跡4棟、畝状遺構を検出。桁行11mを越す大型の掘立柱建物跡を含む。
中条条里遺跡では古墳時代前期の竪穴住居跡7軒、方形周溝墓2基などを検出。方形周溝墓からは東海系の加飾壺や木製鋤が出土。上河原遺跡では4枚の水田面を検出。

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