EXCAVATION RESULTS発掘成果
【406集】高木道下(C-99号)/高木道下北
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市町村さいたま市
主な時代旧石器・縄文・中世・近世
発行年度2013
高木道下遺跡・高木道下北遺跡は大宮台地の西縁に位置し、滝沼川が形成した樹枝状の開析谷に面して立地している。高木道下遺跡からは、縄文時代前期・中期・後期の住居跡が検出され、継続して安定した集落が営まれる環境であったことがうかがえる。また、近世では、織部平向付が出土し、土豪による開発が行われたと考えられる。一方、高木道下北遺跡からは、中世末の鍋鋳型が出土し、近隣で鉄製の日常雑器類が生産されたことが推察される。