EXCAVATION RESULTS発掘成果

【415集】西吉見条里遺跡Ⅱ

西吉見条里遺跡Ⅱ

市町村吉見町

主な時代古墳・古代・中近世

発行年度2015

西吉見条里遺跡は、市野川と吉見丘陵に挟まれた市野川左岸の沖積低地に立地している。今回の調査では旧河川の浸食をまぬがれた微高地上から古墳時代の溝跡をはじめ、奈良・平安時代に営まれた水田跡や溝跡が検出され、古代条里制との関連性を検討する手がかりが得られた。天仁元年(1108)の浅間B軽石が埋土上層に堆積した河川跡からは、9世紀後半から10世紀にかけての須恵器や土師器のほかに、曲物の底板が出土した。

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