EXCAVATION RESULTS発掘成果
【418集】浅間下遺跡

市町村春日部市
主な時代縄文・平安・近世
発行年度2016
浅間下遺跡は下総台地の南西端、中川低地に面した宝珠花支台上に立地している。浅間下遺跡の調査は、春日部市(旧庄和町)教育委員会によって、県道建設や宅地造成に伴う事前調査として過去三回行われており、同教育委員会より報告書が刊行されている。その後、堤防強化事業に伴い、当事業団が2012年に発掘調査を実施した。本書は、第4次調査の報告書である。
浅間下遺跡は、縄文時代から近世にかけての複合遺跡である。
今回の調査地点では、縄文時代、平安時代、中近世の遺物、遺構が検出された。
縄文時代は、中期後葉の集落跡を調査した。環状に住居跡が検出され、これと重複して小竪穴状遺構も多数見つかっている。
平安時代は住居跡が1軒検出された。
近世は、江戸時代の陶磁器が見つかっている。