EXCAVATION RESULTS発掘成果
【420集】川崎遺跡第41次
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市町村ふじみ野市
主な時代縄文・奈良・近世
発行年度2016
川崎遺跡は武蔵野台地の北東端、いわゆる川崎台に立地している。川崎遺跡の調査は、ふじみ野市(旧上福岡市)教育委員会によって、宅地造成などに伴う事前調査として、試掘を含め、過去40回以上行われており、同教育委員会より報告書が刊行されている。今回は、街路整備に伴い、当事業団が2014年に発掘調査を実施した。本書は、第41次調査の報告書である。
川崎遺跡は、縄文時代から近世にかけての複合遺跡である。
今回の調査地点では、縄文時代、奈良時代、近世の遺物、遺構が検出された。
縄文時代は、早期から前期にかけての集落跡が検出された。奈良時代では、8世紀代の集落跡が検出された。近世では、溝跡や畝跡など主として農業生産に関わる遺構が検出された。