EXCAVATION RESULTS発掘成果

【443集】赤砂利/宿赤砂利

赤砂利/宿赤砂利

市町村久喜市

主な時代縄文・奈良・中近世

発行年度2018

赤砂利・宿赤砂利遺跡は、白岡市内を横断する隼人堀川の左岸に広がる遺跡で、河川改修工事に伴って発掘調査が実施され、縄文時代から近世までの遺構・遺物が発見された。地理的には、慈恩寺支台の南西端に位置し、南側に広い日川低地を控えた台地縁辺部に立地する。
本遺跡の主体を占める縄文時代では、中期後葉(加曽利E式期)の竪穴住居跡36軒が発見された。また、集落内に土壙のみが分布するエリアがあることから環状集落の可能性も考えられる。
奈良時代では、8世紀後半と思われる竪穴住居跡1軒が検出された。
中・近世では、溝跡20条が検出され、うち18条は流路方向等から現在の地割に繋がるものである。

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