EXCAVATION RESULTS発掘成果

【454集】中通南遺跡

中通南遺跡

市町村行田市

主な時代古墳・中近世

発行年度2019

中通南遺跡は行田市南部に位置し、標高約15mの自然堤防上に立地する。遺跡の南側約500mには、県指定史跡の石田堤(一部)が南北方向に延びている。今回の調査では、その北側の延長線上にあたる位置から石田堤の一部が検出され、その範囲が明らかとなった。盛土は自然堤防の斜面地形を利用して構築されていた。盛土中には古墳時代の土師器や埴輪などの破片が含まれており、周辺の遺跡覆土や古墳の墳丘が築堤の際に利用された状況を具体的に示すことができた。

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