公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
縄文時代中期後半の、16号住居跡出土の加曽利(かそり)E式と呼ばれている深鉢形土器である。口縁部に橋状の大きな把手と、小さな把手が1個づつ付き、 胴部には星形を連結したような沈線の懸垂文(けんすいもん)が施文されている。この胴部文様は、東北地方の影響を受けているものである。