読み方 | ふかばち |
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時代 | 縄文時代後期 |
大きさ | 高さ58.0cm |
遺跡名 | 宿北(しゅくきた) |
市町村 | 上尾市 |
2号住居跡出土の後期初頭の加曽利(かそり)E式の深鉢である。住居跡は柄鏡形(えかがみがた)住居跡で、この深鉢は主体部から破片が面的に広がって出土 したものである。4単位のゆるやかな波状口縁から、丸みを持ってすぼまり胴中央付近で括れ、底部に至る器形である。胴部の文様は括れ部を境に沈線で上下2 段に分かれて施文されている。上段は内部に縄文が施されたJ字や楕円などの区画文が、下段には逆V字状沈線文が8単位施文されている。