公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
古墳時代初頭の比較的大規模な集落を形成する住居跡の一つ(55号住居跡)から出土した装飾器台である。火災により焼失した住居の東隅床上で検出された一 括土器に含まれる。器形の特徴は、器受部が受部と皿状部を結合させたもので、脚部は上半が円柱状、下半は円錐状である。受部には山形の窓がほぼ均等に4ヵ 所、脚部には円形の透孔が6ヵ所配置されている。