読み方 | もっかん |
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時代 | 奈良時代 |
大きさ | 長さ15.8cm |
遺跡名 | 小敷田(こしきだ) |
市町村 | 行田市 |
97号土壙から出土した短冊形の木簡(3号木簡・裏)である。表面に「九月七日五百廿六□〔次カ〕四百」、裏面に「卅六次四百八束并千三百七十小稲二千五 十五束」と墨で書かれている。九月七日という日付に続いて、五百二十六、四百卅六、四百八という稲束量と、その合計千三百七十(束)が記されている。小稲 二千五十五束は合計数の1.5倍に相当する。古代の利息付き稲の貸借制度である「出挙(すいこ)」を示すものである。